沖縄の美しき青き海を、魚が笑い、海老が舞う
人間国宝 金城次郎の作品
壺屋焼伝統を受け継ぐ職人であり、
沖縄第一の陶芸家(本人は陶工と語っていますが...)
世界にも注目された日本を代表する人間国宝の一人。
ロクロの名手は、線彫りから刷毛目、指掻き、流し掛けなど
様々な技法を自由自在に用いて、
魚や海老、唐草、幾何模様などを描いた
多様で独特な作品を生みだしました。
鑑賞美術品でなく、まさに民藝の原点である日用雑器。
次郎さん自身の人柄が滲み出る、
親しみやすくて、大らかなのに力強い作品たちは
他の人間国宝をはじめとする陶芸家にはない何かをはなって
今も見る者を惹きつけてやまない。