人間国宝作品

− 重要無形文化財保持者とその作品 その3 −


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商品No:KOQ−318  金重陶陽 備前茶碗(共箱)
人間国宝にして「備前焼中興の祖」といわれる陶陽の茶碗作品。轆轤で端整に成型された茶碗は手持ちも良く、美しく上品な姿です。独特の土味、見込の緋襷、口縁の光沢ある胡麻など見所ある茶碗です。

金重陶陽 (かねしげ とうよう)
1896(明治29)〜1967(昭和42)。名は勇。伊部生。
昭和29年、岡山県無形文化財保持者に認定。
昭和31年、人間国宝に認定。昭和35年、山陽新聞
文化賞、岡山県文化賞。 昭和41年、紫綬褒章。
 ■高さ 7.4 cm
   × 径 12.5 cm
 ■高台に掻き銘「ト」
 ■共箱








商品No:KOZ−947  清水卯一 湯呑 一対(共箱)
対照的な白釉と油滴が一緒に楽しめる作品です。

清水卯一 (しみず ういち)
1926年(大正15)〜2004(平成16)、京都市生。生家は京焼陶磁器卸問屋で(故)人間国宝・石黒宗麿に師事。55年日本陶磁協会より最優秀作家賞受賞。日本伝統工芸展で受賞を重ね、60年高松宮総裁賞受賞。58年「柿釉深鉢」でブリュッセル万国博グランプリ受賞。70年京都五条坂より滋賀県滋賀町に陶房を移し蓬莱窯を開く。77年日本陶磁協会金賞。85年鉄釉陶器により人間国宝に認定。勲四等旭日小綬章受章。
 ■一対二客組
 白釉:高さ 9.9 cm
    × 径 6.7 cm
 油滴:高さ 9.9 cm
    × 径 6.6 cm
 ■高台内に印銘「卯」
 ■共箱(汚れ有り)





商品No:KOQ−316  十代 三輪休雪(休和) 萩焼 馬上盃(共箱)
独特の温かみのある白釉、柔和な色調が素晴らしい、
人気の高い休雪の特長的な盃です。休雪は物故作家
の中でも特に作品価格評価の高い作家です。ほとんど
が窯疵や経年によるものですが、萩焼特有の貫入や
口縁部はムシクイ状の釉ハゲが数箇所あります。


十代 三輪休雪(休和)(みわ きゅうせつ)
1895年(明治28)〜1981年(昭和56)、山口県萩市生。本名邦廣。八代雪山、九代雪堂に学び、27年に萩藩御用窯である三輪窯第十代休雪を襲名。56年、山口県の指定無形文化財保持者に認定。67年に弟の節夫に十一代休雪を譲り「休和」と名乗る。萩焼の伝統技術を研究し「休雪白」と称される独自の美しい白釉を完成。70年、重要無形文化財萩焼保持者(人間国宝)に認定。山口県文化賞受賞。萩市名誉市民。紫綬褒章受章。

 ■五客組
  高さ 6.0 〜 6.4 cm
  口径 5.4 〜 5.5 cm
 ■高台下側部に
   印「 休雪 」
 ■4客の口縁に1mm
  〜10mmの釉ハゲ有
 ■共箱



商品No:KOQ−319  山本陶秀 備前酒呑(共箱)
入念に端整に成型された美しい造形は、何とも言えぬ
愛らしさを放っています。口縁を少し外に広げ口当り
もよく、手に良く馴染む、ちょうど良い大きさです。
心和む色合いの土肌に、明るく光沢を放った火襷は
計算された模様のごとく、優美な景色を描いています。
轆轤の名手・陶秀の卓越した技巧を感じる一品です。


山本陶秀 (やまもと とうしゅう)
1906年(明治39)〜1994年(平成6)。
岡山県備前市生。伝統技法をふまえながら、特に茶陶
に独自の境地を開きロクロ技術の最高峰を極めた。
1954年岡山県重要無形文化財保持者、1987年人間
国宝に認定。1991年備前市名誉市民。
 ■高さ 5.3 cm
    × 径 6.4 cm
 ■共箱、共布、陶歴










商品No:KOZ−938  藤原雄 備前酒杯(共箱)
人間国宝 藤原雄 40代半ば頃の作品。特徴的な明るく温かい色合いの焼きあがりで、火襷が映えます。
胴から口縁に向かってやや口を広げた造形は手持ちも良く口当りが良さそうです。ご奉仕特価提供品。


藤原 雄 ( ふじわら ゆう )
1932年(昭和7)年〜2001年(平成13)、備前市穂浪生。
人間国宝・故 藤原啓の長男。海外でも高い評価を受
け67年日本陶磁協会賞受賞。80年県指定重要無形
文化財保持者。96年(平成8)、人間国宝の指定。
アカデミア芸術・文化大賞受賞、紺綬褒章受賞。
 ■高さ 5.4 cm
    × 径 7.2 cm
 ■共箱、共布











商品No:KOQ−347  鈴木蔵 志埜ぐい呑(共箱)
作家独特の美しい緋色の肌合いで、小ぶりな造形が
何とも手持ちの具合の良い作品です。


鈴木 蔵 ( すずき おさむ )
1934(昭和9),岐阜県土岐市生。53年,県立多治見工業高校窯業科卒業。加藤幸兵衛、荒川豊蔵、小山冨士夫らに師事。現代日本陶芸展や日本伝統工芸展など入選・受賞を重ねる。82年,第19回日本陶磁協会金賞を受賞。87年,芸術選奨文部大臣賞受賞。90年,多治見虎渓山町に築窯。94年,「志野」で重要無形文化財保持者に認定。95年,紫綬褒章授章。現代陶芸界において志野焼の代表作家であり、指導的地位にもある人気・評価の高い巨匠である。

 ■高さ 4.4 cm
   × 径 5.8 cm
 ■共箱





商品No:KOZ−975  吉田美統 金襴手花唐草文ぐい呑(共箱)
上品に美しく成形された器形に、金襴の唐草模様の繊細な仕事が際立つ人気のある近年作品。

吉田美統 ( よしだ みのり )
1932年(昭和7)生。昭和26年、錦山窯を継ぐ。第2回九谷焼新作展県知事賞受賞後、日本伝統工芸展、日本陶芸展、中日国際陶芸展、朝日陶芸展、一水会陶芸展、伝統九谷陶芸展、産業工芸展等で多数受賞。 平成4年、日本伝統工芸展高松宮記念賞受賞、石川県無形文化財に認定。平成13年、紫綬褒章および重要無形文化財「釉裏金彩」保持者に認定。

 ■高 4.8 × 径 6.1 cm
 ■未使用完品・極美品
  ( 新品同様の状態 )

 ■共箱、共布、陶歴




商品No:KOZ−996  三代 徳田八十吉 耀彩花入(共箱)
優しく上品な造形に作家独特の斬新な色彩変化が出ているたいへん優美な花入です。

三代 徳田八十吉 ( とくだ やそきち )
1933年(昭和8)〜2009年(平成21)。小松市生。本名徳田正彦。日本伝統工芸展総裁賞、国際陶芸展グランプリ受賞ほか受賞多数。平成5年紫綬褒章受章。 平成9年、九谷焼「彩釉磁器」の技術に依り人間国宝に認定。

 ■高 22.7 cm
   × 底径 7.5 cm
 ■共箱、共布、陶歴




商品No:KOZ−997  島岡達三 象嵌ぐい呑(共箱)
作家の特色がよく表れ、趣向ある造形の大振りなぐい呑。見て使って良く楽しめる秀作の一品。

島岡達三 ( しまおか たつぞう )
1919年(大正8)〜2007年(平成19)。東京生まれ。出征。浜田庄司に師事し、伝統的な民芸陶器(縄文象嵌)の技法を高度に体得した。益子の土と釉薬を用いる制作を基盤にし、民芸の健やかな陶器作りの精神を受け継ぎ、独自の縄文象嵌技法を確立。民芸陶器の芸術的、工芸的価値を一層高め、国内外で高く評価されている。1996年、重要無形文化財「民芸陶器(縄文象嵌)」保持者。

 ■高 6.4 cm
   × 口径 7.1 cm
 ■共箱、栞








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